Last Modified 04/01/02

(3)ADSLモデムに関する情報

 

(B)ADSLモデムの管理メニュー
 

 管理メニューの表示方法
 リンク速度の確認方法
 設定内容をバックアップ・リストアする方法
 ネットワーク施設との接続確認(ループバックテスト)
 管理メニューのパスワードの変更方法
 管理メニューのパスワードを忘れた時
 工場出荷時設定での起動方法

 

 管理メニューの表示方法


モデムの管理メニューよりモデムの各種設定の確認/変更/データの保存・再接続などの処理ができます。 
 

ブラウザ(Internet Explorer等)ソフトを起動してアドレス欄にADSLモデムに設定されているIPアドレスを次のように入力します。
 http://192.1687.1.1
ただし、"192.168.1.1"はモデムの工場出荷時設定です。既に変更済みの場合は、新しい内容に合わせて入力してください。

ネットワークパスワードの入力画面が表示されるので、次のように入力します。
  ユーザー名:  root
  パスワード:  root

ただし、"root"はモデムの工場出荷時設定です。既に変更済みの場合は、新しい内容に合わせて入力してください。

 

ADSLモデムの管理メニュー
左のフレームに設定、表示、保守のメニュー、右のフレームには8種類のユーザー設定が表示されます。
ユーザー設定の1番にはTNC出荷時の設定が保存されております。


モデムの管理メニューはこちら。。。
クリックするとパスワードが要求されます。 TNC出荷時から変更していなければ"root"と入れてください。


なお、TE4111Cモデムでも古いタイプ(2001/8月以前のものが該当?)では上記のコマンドによる方法ではアクセスできないようです。その場合はリセットボタンを押しながら、電源をONにすればアクセスできるようです。


 

 リンク速度の確認方法


モデムのリンク速度は管理メニューの左フレームより機器状態・ログを選択すると表示されます。 8Mでは接続が安定しない事が多々あるようですので、モデムの接続回線速度の状況を確認しておいたほうが良いでしょう。図の黄色で囲んである部分が回線状態となります。
 

 

モデムの機器状態メニューはこちら。。。
クリックするとパスワードが要求されます。 TNC出荷時から変更していなければ"root"と入れてください。
  (上り xxxxbps 下り xxxxKbps)と表示されている数値が実際にモデムとNTT収容局間の通信速度で、安定して出ている数値ではなく、ベストエフォート(最高値)の値です。最高でxxxxKbpsまで可能ということを意味します。 上りは自分のPCから送信されるデータの速度、下りはインターネットから自分のPCが受信する時のデータ速度です。 この数値は上り1024Kbps、下り8128Kbpsまで理論的にはありえますが、NTT収容局との距離が近い人でも下り6000Kbps程度までしか出ていないようです。

モデムの電源を入れるたびに再計測されるので、いつも同じ数値になるものではありません。

なお、実際にインターネット上のスピード測定サイトで計測したときの速度は、時間帯による混雑具合やサイト先のサーバの能力、パソコンの周辺機器(ルータ、ハブなど)など、あらゆる要因に影響されるので、ここで表示される数値とはかけ離れた数値になります。

  次に、その下の部分に表示されるログ情報(左参照)を確認しましょう。 この部分にはモデムの電源を入れてから、メモリ上に蓄積しているログの内容が最新のものから順に最大200 件まで表示されます。 通信が安定していれば次のようなログが記録されませんが、ノイズなどによって回線の切断、再接続が発生するとこれらの6行がその度に書き込まれます。

  2002/03/29 22:40:50 PPP-IPCPの確立
  2002/03/29 22:40:50 PPP-LCPの確立
  2002/03/29 22:40:49 ADSL回線通信中へ移行
  2002/03/29 22:40:25 ADSL回線トレーニング中へ移行
  2002/03/29 22:40:17 ADSL回線切断
  2002/03/29 22:40:17 PPPの切断(ADSL回線切断)

 
切断、再接続が繁盛に発生する場合はモデム接続が安定していないことを意味します。通信途中でモデムがカチカチとなって、PPPのLEDが消えるのはこの切断、再接続が発生している現象ですので対処が必要です。  DIYヘルプセンターに相談しましょう。


回線速度を確認して十分な速度が得られない、回線切断などの不具合が 多発する場合は早めにDIYヘルプセンターに相談した方が良いでしょう。  また、不幸にして速度(料金)プランの変更せざるを得ない状況の場合はメールで料金プラン変更の窓口に連絡 をとってください。


 

 設定内容をバックアップ・リストアする方法


ADSLモデムには1つの「工場出荷時設定」、8種類の「ユーザー設定」が保存されております。 TNCではこの「ユーザー設定」エリアの1つを「TNC出荷時設定」として使用しており、通常はこのTNC出荷時設定のままで利用されているものと思います。 工場出荷時設定とは住友電気工業の工場出荷時設定であって、TNCへの接続情報は組み込まれておりません。 将来トラブルに見舞われた時にTNC出荷時設定(TNCから受取った状態)に戻すことができるように、必ず「TNC出荷時設定」のデータをパソコンにバックアップした上で変更作業することを心がけてください。
 

モデムの管理メニューにログインして実施します

左のフレームのメニューより「設定のバックアップ・リストア」を選択し、右フレームよりバックアップを実行するユーザー設定番号を選択すると、設定データがブラウザ画面に表示されるので、該当箇所を選択してメモ帳などに貼り付け、適当な名前(例:modemtnc.txt)をつけてパソコンのハードディスク等に保存しておきます。

保存された内容はモデムの管理メニューでリストアを実行することによりモデムに書き込むことができます。 バックアップしたユーザー設定はそのままでは同じ場所に上書きすることしかできません。 また、PPP認証パスワードについては保存されません。

 


バックアップしたユーザー設定はそのままでは同じ場所に上書きすることしかできません。別の番号にコピーするにはバックアップされたデータの2行目のbase_name="tnc"をbase_name="tncbak"等のように別名称にメモ帳などで変更してから、別のユーザー設定番号にリストアを実行することで回避できます。  しかし、PPP認証パスワードはバックアップデータに保存されていないのでリストアが実行されても、そのまま利用することができません。

この設定内容のバックアップ機能を使えば工場出荷時設定からフィルター機能などを変更しても元に戻すことができますが、本来ならばこのモデムの持っている8種類のユーザー設定機能を 切り替えて利用したいものです。 しかし、PPP認証パスワードがわからないので、ユーザー設定で稼動させることができません。 もし、このPPP認証パスワードをご存知の方がおりましたら情報をください。 


 

 ネットワーク施設との接続確認(ループバックテスト)


突然インターネットへの接続ができなくなった場合は、ネットワーク障害が発生している可能性があります。 次の手段で確認しましょう。 

モデムの管理メニューにログインして実施します。 左のフレームのメニューより「ループバックテスト」を選択し、”局まで”、”接続先1(TOKAI)まで”を選択して実行すると、結果が表示されます。 ループバックテスト失敗の場合 は自宅のPC、モデムよりも先の問題でありネットワーク障害の可能性があります。 TNCに回線状況を確認しましょう。
 

参考情報

 ループバックテスト (イー・アクセスの情報)



 
 管理メニューのパスワードの変更方法


モデムの出荷状態ではIDとパスワードは”root”に設定されているだけす。 これは同じモデムが使用されているイー・アクセス、アッカ・ネットワークス、日本テレコムも同じ設定になっております。 そのままインターネットに接続すると、外の知らない人から簡単にルータにアクセスされたり、ルータのIPフィルタリングの設定を無効にされてしまう可能性があります。 そのような状態を防ぐのには、ルータのパスワードを分かりにくいものに変更する対策が必要です。 パスワードの設定方法はADSLモデム管理メニューの「ログインパスワード設定 」で変更できます。 


 

 管理メニューのパスワードを忘れた時

TNC出荷時のユーザ名は"root"、パスワードは"root"ですが、御自身で 変更した後にパスワードを忘れてしまった場合や、アクセスを拒否するような設定をしてしまった場合には、まず工場出荷時設定で起動し、バックアップしておいたTNC出荷時設定 でリストアを実行することで復帰できます。


 
 工場出荷時設定での起動方法

工場設定起動スイッチ(INIT:モデム背面)を押しながら電源をONにすることで、工場出荷時状態で起動することができます。なお、この状態ではTNC接続為のデータが設定されておりませんので、必要に応じてADSL管理メニューよりTNC出荷時設定のデータを書き込んでください。
 


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