Last Modified 04/01/02

(3)ADSLモデムに関する情報

 

(C)TE4121Cモデムの特殊機能
 

 デバック用コマンドメニュー
 TONE情報の表示
 回線接続モードの変更
 NTT局舎装置側の接続ログ


 
 デバック用コマンドメニュー


TE4121Cモデムは次のコマンドでモデムの持っているデバック用コマンドメニューの表示ができます。
  http://192.168.1.1/cgi-bin/debugcmd.cgi?cmd=menu
 


ここで記載されて内容に基づいて実施された結果、何らかのトラブルが発生する場合もあることを、あらかじめ御承知の上で利用してください。 

モデムのIPアドレス設定をTNC出荷時の状態から変更されている場合は、IPアドレス部分”192.168.1.1”を変更してください

なお、このコマンドは同じ住友電気工業が製造するNTT東日本の”ATUR-E2"にも利用できるようです。






 
 TONE情報の表示


TE4121Cモデムは次のコマンドでTONE情報を表示することができます。
  http://192.168.1.1/cgi-bin/debugcmd.cgi?cmd=tone

モデムのIPアドレス設定をTNC出荷時の状態から変更されている場合は、IPアドレス部分”192.168.1.1”を変更してください
 

BitMapの簡単な見方

・FEXTはISDNによる信号の影響がないタイミング
・NEXTはISDNによる信号の影響があるタイミング
・TNC(Annex C)の場合はFEXT、NEXTを交互に通信するのでISDNの影響が半分になります。 一方Yahoo!BBのAnnex AではNEXTでのみ通信しているのでISDNの影響がある場合は遅くなります。

・BitMapの表はFEXT(Far End CrossTalk、遠端漏話),NEXT(Near End CrossTalk、近端漏話)の2つで構成されます。
・ISDNからの漏話はFEXTとNEXTが1.25msごとに切り替わるので、NEXTで大きな影響が出ている間は伝送するbitを少なく(BitMapの山が低い)、漏話の影響が少ないFEXTに切り替わったときに伝送するbitを多くする(BitMapの山が高い)というDual Bit Map方式(DBM方式)によって、影響が受けていない間だけ高速な転送ができるようにしています。(Annex AではNEXTで固定)
・契約速度に近い値で接続できている場合はFEXT、NEXTのBitMapの両方ともに理想的な形のグラフとなりますが、速度が出ていない場合はFEXTのBitMapは理想的な形のグラフとなるものの、NEXTのBitMapでは大きな谷ができるようなグラフになります。
・制御信号の右の谷はおもにISDN回線の影響によるもので、右端の周波数が高い部分での谷は主に銅線が細いこと等による伝送損失によるものといわれています。

なお、このBitMapを見ても直接8M接続の改善に繋がるものではありません。現在の状況を把握するためのツールとしてお考えください。
詳しいしいグラフの見方については、「特別編:つながらない!? ADSL 8Mサービスの現状を探る」のページを参照してください。


 

 回線接続モードの変更


TE4121Cモデムで8M契約をされている場合は、次のコマンドでディフォルトのオートモードから、8MモードG.dmt(G992.1)、1.5MモードG.lite (G992.2)に変更することが出来ます。  ここで記載されて内容に基づいて実施された結果、何らかのトラブルが発生する場合もあることを、あらかじめ御承知の上で利用してください。 
 

 ・ オートモード http://192.168.1.1/cgi-bin/debugcmd.cgi?cmd=tmode+auto
 ・ 8Mモード / G.dmt(G992.1) http://192.168.1.1/cgi-bin/debugcmd.cgi?cmd=tmode+g9921

 ・ 1.5Mモード / G.lite (G992.2)

http://192.168.1.1/cgi-bin/debugcmd.cgi?cmd=tmode+g9922

  *)モデムのIPアドレス設定をTNC出荷時の状態から変更されている場合は、IPアドレス部分”192.168.1.1”を変更してください

次のような場合に利用すると便利でしょう
 ・モデム接続状態が不安定で切断/再接続が多発する場合に、1.5Mモード / G.lite (G992.2)での動作確認
 ・8M接続の契約をしていてもモデムのリンク速度が1500Kbps以下の場合に、1.5Mモード / G.lite (G992.2)での動作確認
 ・1.5M契約から8M契約に変更した場合に、8Mモード / G.dmt(G992.1)に変更して開通確認.

このコマンドを実行すると、モデムのリレーが”カチ”と鳴り、画面には”ADSL再接続中”を表示されイニシャライズが始まります。モデムのADSLランプが点灯したら、モデムの”機器状態・ログ”をみて接続速度が変更になったことを確認してください。

 

  1.5Mモードに設定した場合

機器状態情報
PPPの状態 確立
ADSL IP :61.200.100.253
Peer IP :61.200.100.1
DNS Server :61.200.96.135

ADSL回線状態 通信中 (上り 512Kbps 下り 1536Kbps)
LANリンク状態 通信中 (10Mbps 半二重)
ハードウェア状態 正常
8Mモードに設定した場合

機器状態情報
PPPの状態 確立
ADSL IP :61.200.102.137
Peer IP :61.200.100.1
DNS Server :61.200.96.135

ADSL回線状態 通信中 (上り 704Kbps 下り 4256Kbps)
LANリンク状態 通信中 (10Mbps 半二重)
ハードウェア状態 正常


 
 NTT局舎装置側の接続ログ


TE4121Cモデムは次のコマンドでNTT局舎側装置の接続ログを見ることができます。
  http://192.168.1.1/cgi-bin/debugcmd.cgi?cmd=ghs

モデムのIPアドレス設定をTNC出荷時の状態から変更されている場合は、IPアドレス部分”192.168.1.1”を変更してください。

 


●画面上段/現在の接続状況

  G.hs情報
  バージョン情報: FTE4121_0106C Tue Dec 4 09:31:40 JST 2001, DSP_1710
  回線タイプ: G.dmt/G.lite Annex C (G.hs normal mode)
  G.hsサンプルセッション: 5
  ADSL回線状態: 通信中 (上り 736Kbps 下り 3776Kbps)
  DSP設定:
  PMD Config 1 Reg: 0x0006
  PMD Config 2 Reg: 0x0500
  PMD Command Reg: Connect

●画面中段/NTT局側装置のファームウエアのバージョン

  岡部局の例です。 最新のファームが使われているようです。(2002/03/29現在)
  Firmware Version: 81.03 (00005103)

●画面後半/自分の接続LOG
 切断再接続が発生したときの速度がわかります。

  2002/03/25 22:48:23 Showtime (up 736Kbps, down 3776Kbps)


 


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